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外国人看護師 医療の現場で”多文化共生”を実践

特定非営利活動法人
国際看護師育英会(INS)とは?

外国人看護師を対象に、奨学金制度を創設し、教育支援、就職紹介、生活支援を行う。開設は2006年。2009年に初めて看護師国家試験合格者8名を出し、通算377名を輩出。現在は全国およそ30施設で活躍中。日本の医療界の労働環境改善と、グローバル時代に相応しい国際親善に貢献している。
http://www.insnpo.org/

国人でも日本の看護師資格が取れる

2006年、東京に「NPO法人国際看護師育英会」が設立されました。私たち外国人が、日本国内で日本の看護師資格を取得できるよう支援する組織です。応募資格は既に外国の看護師資格を得ていることと、高度な日本語能力(日本語検定1級)を身に付けていること。
医療の専門用語を駆使する必要がありますから、実質的には漢字文化圏の中国と韓国が対象となり、現在、中国18校、韓国6校の看護師養成専門学校および大学が提携先になっています。
私は中国山東省済南市にある山東医学高等専門学校の出身です。医学部、薬学部、放射線学部などを網羅する医療専門学校で、看護学部はクラスメート100人でした。2009年3月の卒業と同時に育英会選抜試験をパスし、プロジェクト第2期生として同年4月に22歳で来日。国書日本語学校と、看護師国家試験専門の予備校さわ研究所に約10ヵ月通い、翌10年3月に第99回看護師国家試験に合格しました。
その間の授業料と、住居の手配を含む生活費は、育英会が奨学金として提供してくれます。日本の医療機関における看護師不足が背景にありますが、グローバル時代と多文化共生社会の“水先案内人”となることも期待されているのでしょう。

外国人でも日本の看護師資格が取れる

キャリア10年目を迎え、実習指導者の資格を取得。看護学校の生徒を教える。
育英会出身の中堅指導者が着実に増えている。

場ではIMSのホスピタリティを体得

生まれ故郷は山東省東北部にある煙台市。海を臨む温暖で風光明媚な地で、両親は果樹園を営んでいます。幼い頃病気で入院した経験から看護師に憧れ、医療の道を目指しました。
ただ、中国では国立の大きな病院に正規職員として採用されるのはすごく狭き門。非常勤のパートだとお給料が安くとても暮らしていけません。
育英会の制度を知ったのは2年生の初め。TVドラマなどで日本文化に憧れがあったので、日本に行きたい一心で猛勉強を重ね、そして育英会に選抜されて来日。来日してからは国試対策に全力で臨み、同期生30名全員が合格。涙で抱き合った日は忘れられません。職場は当初からIMSグループの新戸塚病院です。2ヵ月間の研修を経て特殊疾患病棟へ配属。脳梗塞や脊椎損傷などによる肢体不自由や意識障害、ALSなどの神経難 病の患者さまが対象です。主任が1年間マンツーマンで指導してくれる制度があり、心強かったですね。もっとも学んだのは徹底したホスピタリティ。患者さまの目を見て話しかけ、美味しい食事をひと口でも多く食べてもらい、温かい手でケアし、季節ごとに七夕や盆踊りやクリスマスなどの行事を企画する。前向きな気持ちで療養してもらえるよう、常に心と体に寄り添います。
その後リハビリ病棟に移りましたが基本は同じ。中国人の患者さまが2名いらして、本人にも家族にも頼りにされた時は大変にやりがいを感じました。病院が国際交流の舞台になるのは、とてもうれしいことです。
今は副主任に昇進し実習指導者講習も修了。キャリアを重ねれば国籍は関係ありません。後輩や看護学校の生徒への指導を行っています。日本の教育は「褒めて育てる」が特徴。中国人はクールだから日本人は恵まれていますよ。まだ学ぶ課題がたくさんあるので、当分中国に帰る予定はありません。でも将来IMSのホスピタリティを中国に紹介し、日中の架け橋になれたら、育英会への恩返しが叶いますね。

現場ではIMSのホスピタリティを体得

ナースステーションでの引継ぎ。
オフの日はショッピングや旅行に行くよき友でもある。

外国人でも日本の看護師資格が取れる

国家試験前の激励会での1コマ。
(中央が私)

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