各部署の紹介

各部署でがんばる先輩看護師たちが仕事の内容ややりがいなどを語ります。

オペ室

当院の特徴

当院は心疾患の専門病院です。
主に心臓血管外科の手術、カテーテル治療を実施しています。
症例数は年々増加しており、東京都でも有数の症例数を数えます。
心疾患の専門病院であることから、
看護師、心臓血管外科医師、麻酔科医師はいつも顔を合わせる存在であり、
常にコミュニケーションが取りやすい環境です。
1年目の若手看護師から大学病院勤務経験者、育児をしながらの勤務者など
幅広く活躍できる環境があります。

看護師長挨拶

『やるべき事とその準備』を『考える力と、行動する力』を伸ばしていく環境づくり

当院は、心疾患の専門病院です。
心臓疾患は、急性発症が多いため、
予定手術に加えて緊急手術・緊急カテーテル治療が多い事が特徴です。
治療が必要な患者様は状態がめまぐるしく変化します。
その対応は知識だけでカバーできるものではありません。
知識に基づく経験があって初めて個の実践能力になるものと考えます。
当院にはそのような経験ができる症例や場面が多くあります。
学び、実践や経験を経て繰り返す事がトレーニングとなり、
自分の実力と自信に繋がります。

当院は専門病院であり、教育機関としての役割も兼ねていると考えています。
勤務する職員は日々学び、研鑽を重ねています。
そんな素晴らしい環境の中で私は、
『やるべき事とその準備』を『考える力と、行動する力』を伸ばしていく環境づくりを継続していきます。

看護師長 木津 正

施設

手術室 2室
カテーテル室 2室

症例数

症例数はこちら

働く職員インタビュー①

リズムやスピードが求められる。
それにこたえる看護師の力が手術の質や時間に、
それは患者様に良い影響を与える事ができる。

手術室看護師を志望した理由

私は新卒で就職した際に手術室を希望しました。
新入職の際に手術室を見学の時に、
手術室で器械出しをする看護師のリズム・スピードに
プロフェッショナルな印象を受け、私もこうなりたいと思いました。
医師から求められるものも高いですが、
看護師が1秒早く器械出しができれば、手術が1秒早く終わる。私たちの知識や動きが患者様に良い影響を与える事が出来ると信じています。

手術室で勤務したい若手看護師へ ~教育体制~

ハートセンターは心疾患の専門病院で単科病院です。
当院の強みは、見る回数・繰り返す回数が圧倒的に多いことです。
大学病院では、
1回目は、先輩の器械出しを横について見学する。
2回目は、自分で器械出しを行い、先輩看護師が横でサポートしてもらう。
3回目は、1人で行う。
この繰り返しで手術を学びました。
全てが自分の責任で、患者様や医師に迷惑がかからないようにというプレッシャーで1回目から必死でした。

ハートセンターでは、先輩看護師とチームになり、
例えば、今日は開胸までやってみようと1つの手術を複数のパートに分けて、そのパートを繰り返し学ぶ事ができます。技術の向上だけでなく、気持ち的にもとても安心して学んでいけます。

単科病院の手術室で働く看護師は、
単科の知識しかないことで、この技術が他では通用しないのではないか?と不安に思っている様に感じます。しかし、私は不安に思う事はないと思います。

手術は、器械の使い方、出し方、手術開始から終了までの一連『流れ』を理解する事がとても重要です。そしてこの流れを技術として身につけていれば、他の診療科にも応用する事が出来ます。

実際、大学病院であっても1年に1回の手術や医師によって手術方法が異なったりします。
器械の種類は違いその知識は必要ですが、高度な心臓の手術の流れを理解していれば、応用する事が出来るので、不安に思う必要ないと思います。

手術室の環境について~医師について~

大学病院で手術室は、手術をしに行く場所であり、医師にとっては自分の部署ではない、他部署という感覚でした。
ハートセンターの心臓血管外科・麻酔科の医師は、手術室を自分の部署と考えていると感じます。自分の部署の環境を良くしたい、働く看護師はチーム、器械を理解し、良い環境で良い手術をしたいという感じが伝わってきます。

ブランクのある看護師へ

私は育児で心臓の手術から離れていた事もあり、
自分に出来るのか?という迷いと怖さが少しありました。
実際に勤務すると医師、看護師の雰囲気も良く、手術をパートごとに経験でき、
1人立ちするまでとても丁寧にサポートしてくれる。
教育体制の歴史が当たり前に若手やブランクのある看護師も技術を学ぶ事ができる流れや環境を作っているのだと思います。
また、私は育児中で保育園のお迎えの時間があります。チーム内に理解があり、それを守るための配置や体制を組んでくれています。
時間的なブランクや時間の制限がある方にとっても働きやすい環境の歴史があります。

働く職員インタビュー②

1つの手技を繰り返して見学できることは専門病院の強み。
自分の動きが変わっていく事を実感できることはとても嬉しい。
そして手術に携わる看護師として、手術前の患者様の不安な気持ちを少しでも和らげ、安心した気持ちになってもらいたい。

志望した理由

「専門病院のイムス葛飾ハートセンターを選びました。」

看護学校で各施設が病院の特徴をプレゼンする機会がありました。
急性期を考えた際に、総合病院と専門病院があります。
総合病院は診療科を幅広く学ぶことが出来る事が魅力ですが、学生で現場経験のない私には幅広く多くを習得できるか?という不安もあり、1つを集中的に勉強していこうと決め、専門病院のイムス葛飾ハートセンターを選びました。

手術室の配属について

「手術室配属が決まった時は、むしろ嬉しく、わくわく期待感があった事を覚えています。」

手術室への配属はとても驚きました。
13名の同期がいて、手術室配属は2名と聞いていました。
ぼんやりとですが病棟の配属になるという予感があり、まさかその2名に選ばれるとは思いませんでした。
学校で基礎看護を学びますが、手術室は短い期間の実習があるだけです。

しかし、手術室だからという不安はなく、むしろ看護師としての不安を感じていました。
3月まで看護学生でした。4月になり国家資格をもった「看護師」となりましたが、何も分からない、何もできない名前だけの看護師であり、その事に不安がありました。
看護師としての不安はありましたが、手術室配属が決まった時は、むしろ嬉しくわくわくした期待感があった事を覚えています。

入職からのスケジュール

「1つの手技を繰り返して見学できることは専門病院の強みです。」

4月から先輩看護師の指導の元で、手洗いやガウンテクニックを学び、手術室の外から見学をしました。1つの手技を繰り返して見学できることは専門病院の強みです。手術室への配属が2名という事もあり、先輩もいつも横についてくれ、アドバイスがもらえる体制も安心して勤務出来ました。

初めて心臓の手術に入った時の事は今でも覚えています。
当たり前ですが、普段見る事のない心臓が見えている事、患者様は横になり動かないのに、心臓だけが動いている事。そんな光景を興味の目で、一般人の様にただ見ていた事を覚えています。

何回目までの手術では、見るのではなく、「看護師として動けるようにならなくては」という気持ちはあっても、医師と先輩が何の会話をしているのか?今何をしているのか?何の為にしているのか?手術室という場に慣れておらず、分からない事だらけでした。

このスタートから指導を受け、経験を重ねていく中で、少しずつ何を話しているのか?何をしているのか?何のために?が分かっていく喜びを感じる事が出来ました。

手術室の業務内容と教育内容

「自分の動きが変わっていく事を実感できることはとても嬉しい。」

器械出しの方法や器械の置き方で基本を覚えた後、先輩は「自分のやりやすいように」と自分で考えて改善していくという方法を選んでくれました。他の病院では、「このやり方」というきまったルールがある病院もあるようです。
前回少しもたついた箇所があったなら、次回はそれをどの様に変更すれば改善されるのか?を自分で考えるように指導していると思います。自分が考えた方法で自分自身の動きが変わっていくのを実感できることはとても嬉しいです。

2つ目は外回りです。
外周りでは、患者様に関わる事が出来ます。
手術室内では、患者様は全身麻酔がかかっている状態の為、会話をしたりすることはありません。
看護師として、手術前日に訪問して、手術前の気持ちを聞きます。少しでも不安な気持ちを和らげ、安心した気持ちになってもらいたいと思っています。
短い時間ですが、手術室の看護師として患者様との関わりを持つ事が出来る時間は大切です。

3年目に向けて

「1つ1つにスムーズに対応していける知識とスキルを身に着けていきたい」

1人立ちして手術の器械出しを出来る様になりましたが、まだまだだなぁと思う瞬間が沢山あります。先輩方は基本手順ではない時にも、その変更にスムーズに対応するスキルがあります。安全に手術を終えるというゴールは同じでも、そこに行きつく選択肢は沢山あり、その選択肢の1つ1つにスムーズに対応していける知識とスキルを身に着けていきたいと考えています。

1年目入職からの教育スケジュール

4月 手洗い・ガウンテクニックの習得、手術の見学。
5月 器械を覚える。
6月~  腹部大動脈瘤、末梢血管手術
8月 閉胸・開胸
9月〜 開心術
12月〜 1人立ち

1日のスケジュール

IMSグループ医療法人社団 明芳会 イムス葛飾ハートセンター 看護部

TEL.03-3694-8100(代表)
TEL.03-3694-8118(総務課 直通)

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