各部署の紹介

各部署でがんばる先輩看護師たちが仕事の内容ややりがいなどを語ります。

ICU

当院の特徴

特定集中治療室管理科の看護基準2:1 6床稼働で患者受け入れをしています。術後の患者、重症の患者の受け入れをしており、患者は重症度の高い患者のケアをします。医師、リハビリ、栄養科、薬剤科などと連携して必要な看護を提供します。

イムス葛飾ハートセンターICU病棟とは?

~医師、看護師、臨床工学科、リハビリ、栄養科、薬剤師がチームとなり、
『患者様が回復に向かうための案』を出し合っていきます~

イムス葛飾ハートセンターのICU病床は6床です。
主に心臓血管外科の手術を終えた患者様を年間300名以上受入れています。
ICUでは医師、看護師、臨床工学科、リハビリ、栄養科、薬剤師がチームとなり、患者様の回復を進めていきます。

合併症の予防の為、手術前の生活に早く戻る為に、現在の状況を管理しながら、 リハビリや栄養管理、薬剤管理を行う必要があります。 ベッドに横になっているのではなく、その時・その時間・その日に出来ることはなにか?といった『回復に向かうための案』をチームで出し合っていきます。

看護師、医師、臨床工学技士による
患者様の体位変換

ICU看護師長挨拶

ICU病棟の看護師とは?

~表情や動作などの患者様の訴えや不安に
気づき、和らげ、回復に向かうための看護ができます〜

大きな手術を終えて回復の過程にある患者様の全身の状態は、変化し続けます。
ICUの看護師は小さな変化にも目を配ります。
その変化は、患者様の状態の観察のような数値だけでなく、表情や動作などの患者様の訴えにも目を配る必要があります。
人工呼吸器を付けている場合もあり、話す事が出来ない患者様も多くいます。
声にならない訴えや痛みを注意深く観察していく必要があります。
その訴えや痛みに気づき、それを改善する事でその日に出来る事が増え、そしてそれは患者様の回復に大きく影響します。

ICUの看護師というと手術後の役割を担っているように思われますが、ICUの看護師は手術前にも患者様を訪問します。
手術の前に伺い、手術後のICU病棟の様子、痛みについて、人工呼吸器などの機器について、吸引などの処置について説明します。 手術後は、痛みの他に、手術の後患者様が思う以上に体が動けなくなってしまった事や手術の前の状態に戻れるのか?以前のような生活に戻れるのか?といった不安を抱えています。そこではリハビリが中心となり、今の患者様の状態とチームで話あった『回復のための案』を説明していきます。

患者様は知らない事に不安を抱えています。そしてうまく伝えられない事に不安を抱えています。そんな不安をそばにいて気づき、和らげ、回復に向かうための看護ができる事がICU看護師のやりがいです。

ICU病棟の教育について

~ICUの経験がなくとも慣れるまでは先輩看護師とチームになり、
1つのポイントに絞って観察していきます〜

ICUというと経験豊かな看護師揃いといった印象があるかもしれません。 特定行為研修を修了した経験豊かな看護師もいます。しかし他の病棟と同じようにICUの経験を積んでいる過程の看護師も多くいます。

どんなに経験豊かな看護師であっても全身状態の観察から患者様の訴えまでを1名で看護していく事はできません。
また、手術後すぐの状態と1日後、2日後といった時間の経過により観察や訴えは変化していきます。
ICUの経験がなくとも慣れるまでは先輩看護師とチームになり、ポイントに絞って観察していきます。またチームのサポートとして患者様を担当します。そして手術後に少し時間が経過して安定している患者様を担当するなど少しずつできる事を増やしていきます。自分の出来る事が増えていくことやそれにより患者様が回復に向かう姿を見る事が出来ることで自分が成長している実感できます。

最後に

〜思いのある看護師の方と一緒に働きたい〜

患者様でも年齢や病気や手術そして元の生活も異なります 1人として同じ症状の方はおらず、手術後といった大きな緊張を伴う病床業務です。

その中でも1人で出来ることを増やしながらも、 多職種のチームのメンバーとして患者様の回復に、患者様の不安や訴えに気づける看護師であってほしいと思います。そんな思いのある看護師の方と一緒に働きたいと思います。

星野ゆう子
特定行為研修(循環動態に係る薬剤投与関連、呼吸器関連)
呼吸療法認定
特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者

特定行為研修について

● 資格の取得特定行為研修について

■特定行為とは

特定行為は、 診療の補助であり、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる次の38行為です。

■成果

アセスメントが出来る↔コミュニケーションを取る事が出来る↔自信を持つ事が出来る

■研修を希望した理由

看護師のキャリアを考えると 大きく分けて管理・専門・教育の3つの分野があると思います。
私は、もとから専門分野に興味がありました。
認定看護師も考えましたが、働きながら研修を受講する事ができ、心臓病専門病院のICUで活かす事が出来る特定行為の研修を選択しました。

■特定行為研修

特定行為研修は、38行為あります。
私はこれまでに2つの特定行為研修を修了しています。

・持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
・侵襲的陽圧換気の設定の変更

250時間の座学(共通課目+選択課目)実地研修+テストが必要です。
働きながら専門分野を学ぶことが出来ることがメリットです。
しかし、毎日2時間、勉強する時間を作る必要があります。

■モチベーション

心臓血管外科の医師が応援してくれた事が講習をつづけるモチベーションに
なりました。
特定行為研修に関わる患者様に積極的に携わる機会を与えてくれました。
医師の治療方針、患者様の状態、数値などを元に医師のアドバイスを得ながら、
多くの患者様に携わる事が出来るのは、専門病院のメリットだと感じました。

■具体的な活動

呼吸器管理と循環作動薬の研修を修了しました。
選択した理由は、これまでにも呼吸器にたずさわっていたという経験を活かしつつ、ICUで行う頻度が高いためです。
呼吸器管理では、医師の指示の元、手順書により、医師や理学療法士を待たずにリアルタイムで呼吸器の調整を行う事が出来ます。
私が研修を通じて学び、それを行動できることで、 呼吸器を利用している患者様のつらい時間を少しでも短くすることが出来ます。

■メッセージ

研修を修了する事が目的ではありません。
医師の治療方針、患者様の状態、数値などを総合的に理解しようと継続する事が大切です。
私は、特定行為研修を通じて、 アセスメントが出来る↔コミュニケーションを取る事が出来る↔自信を持つ事が出来るという良い循環を得る事が出来ました。
私の他にも毎年特定行為研修を受講している職員がいます。
ICUで勤務する職員が多くの特定行為研修を修了する事で、より質の高い看護を提供する事ができます。
専門性を高めていきたいという気持ちを持っている方はぜひ1度見学に来てください。

■プロフィール

星野ゆう子
特定行為研修(循環動態に係る薬剤投与関連、呼吸器関連)
呼吸療法認定
特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者

特定行為 厚生労働省サイト
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000050325.html

イムス葛飾ハートセンターのICUの見学希望の方は、コチラからお申込みください。

1日のスケジュール

働く職員インタビュー①

「安心して働き続けられる職場」を作り上げる事に取り組んでいます。
モチベーションややりがい感を高めて欲しい。

私は転職をしてイムス葛飾ハートセンターに入職しました。
イムス葛飾ハートセンターでの勤務を振りかえってみると、私を支えたのは、
「あなたの力が必要」「一緒にICUを変えよう」と言ってくれた上司の言葉だったと感じます。
その言葉は、自分が必要とされていることを実感し、
仕事へのモチベーションを格段に上げてくれた事を今でも覚えています。

現在、私はICU病棟の役職者として現場の教育を行っています。
そして今、「安心して働き続けられる職場」を作り上げる事に取り組んでいます。
目指しているのは、
・人間関係が良好であること。
・悩みや不安も伝えやすい。
・自分の意見をしっかり聞いてもらえる。
そんな職場環境を作りたいと考えています。

そんな職場ではスタッフ1人1人は個のパフォーマンスを向上する事が出来ます。
そして、個のパフィーマンス向上はICU全体のレベルアップに繋がります。
その結果、ICUで働くスタッフは安心して働き続けてくれる事に繋がると考えています。

現場では、相手に対しては、積極的にスタッフと関わりながら、一人ひとりと平等に対応すること。
相手の話を真剣に聞き、言葉の裏にある真意を察知すること。
そして本人がその真意に気づけるように導いていけるようにすることを心がけています。

そして自分に対しては、自分が話す言葉選びを慎重に行うこと。
話した内容については責任をもつことを心がけています。

教育では、
・業務終わりには必ず振り返りの時間を設けること
・スタッフが行った看護を一緒に見つめる時間をつくること
・本人へ出来ていることを伝えること
・忙しかった日は労いの言葉を掛けること
を心がけています。

私は上司からの言葉で自分が必要とされていると実感し、仕事へのモチベーションが上がりました。
同じ様にスタッフ1人1人が「ICUに自分の居場所がある」と感じられ、
モチベーションややりがい感を高めて欲しいと思っています。

これからも師長と共に悩み考えながら「スタッフが安心して働き続けられる職場」を作り上げていきます。

ICU 主任 佐藤友子

イムス葛飾ハートセンターのICUの見学希望の方は、コチラからお申込みください。

IMSグループ医療法人社団 明芳会 イムス葛飾ハートセンター 看護部

TEL.03-3694-8100(代表)
TEL.03-3694-8118(総務課 直通)

〒124-0006 東京都葛飾区堀切3丁目30番1号

Copyright (c) 2013 IMS KATSUSHIKA HEART CENTER All Rights Reserved.