教育・キャリア
教育理念
- 患者中心の看護が提供ができる看護職員を育成します。
- 看護のやりがいを感じ自己実現をめざすことができる看護職員を育成します。
- 医療の専門職として自律した看護職員を育成します。
- 社会情勢の変化や倫理的問題に対応できる看護職員を育成します。
- チーム医療における役割と責任を自覚し協働できる看護職員を育成します。
本部・ブロック・院内・病棟の4層による手厚い教育体制
IMS(イムス)グループに属する当院では、新人看護師に対し、本部研修や横浜ブロック(横浜地区にある10病院)が合同で行うブロック研修があります。当グループには総合病院から専門分野の急性期病院・慢性期病院・精神科病院など様々な病院があります。この合同研修に参加することで、看護師としての基礎知識・技術を幅広く学ぶことができます。また、院内では、現場での看護実践に合わせた研修や指導を受けることができます。ブロック研修や院内研修では、それぞれの専門分野に特化した知識・技術をより高められるようにセレクトして受講することができる幅広い研修プログラムがあります。
プリセプターシップ
セレクトできる豊富な研修システム~みんなで新人看護師を支えます~
基礎知識・技術の指導はもちろんのこと、新人看護師の抱える不安に一緒に向き合い、マンツーマンでフォローしていくのがプリセプターの役割です。各部署で月1回行われるプリセプター会議には、プリセプティも参加し、日頃の関係を振り返っています。次に活かせるような話し合いを行い、信頼関係を深めています。また、病棟には新人教育担当の看護師を中心に病棟全体でのサポートも充実しています。
年間スケジュール
月 | 院内教育 実践に沿った講習・指導 |
合同研修 看護師としての基礎 |
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4 | 入職時オリエンテーション 採血・静脈注射 |
医療人としての心得・接遇 排泄援助技術 活動・休息援助技術 清潔・衣生活援助技術 呼吸循環を整える技術 |
5 | ほっと時間 接遇研修 技術研修 (注射・吸引) (与薬・カテーテル管理) |
フィジカルアセスメントⅠ ほっとライン面談 看護記録 KYT(危険予知トレーニング) |
6 | 固定チームナーシング 新人ローテーション研修
新人ローテーション研修(6月~10月)1週間かけて、看護以外も含めた全ての部署を体験する研修です。院内の掃除から手術室の看護まで様々な仕事を経験することで、病院全体がどのように動いているか、自分はどんな役割を担っているかをより具体的にイメージできるようになります。
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入職3ヶ月後フォローアップ 心の健康づくり |
7 | 認知症看護 | 摂食・嚥下障害のある患者のケア 実地指導者 褥瘡スキンケア 多重課題 周手術期の看護 |
8 | BLS基礎 ほっと時間 |
人工呼吸器管理 |
9 | 認知症看護 心電図について |
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10 | ほっと時間 | 入職7ヶ月後フォローアップ 心の健康づくり ほっとライン面談 高齢者支援 慢性腎不全 |
11 | 家族看護 精神科看護(せん妄) 退院支援 |
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12 | 認知症看護~事例検討を基に~ 回復期リハビリ看護 フィジカルアセスメントⅡ |
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1 | ほっと時間 | がん薬物療法看護 血液ガスデータの見方 |
2 | 倫理研修 | 脳外科疾患及び看護の理解 緩和ケア |
3 | ケーススタディー発表会 |
常に成長できる教育制度の仕組み
一人ひとりのキャリアを支えます
当院では、クリニカルラダーに則って、看護師一人ひとりがレベルアップできる教育体制を整えています。それぞれの時期に合わせた課題や自分に強みとなる看護分野を探す・選択可能な研修を取り入れています。また、ステップアップできる本部のサポートも充実しているため、活動の場を広げて成長していくことができます。また、院内研修では医師や認定看護師からの専門的知識の講義や各部署主催研修、看護管理者(師長・副部長)主催の研修も魅力となっています。
中途採用者も安心して働ける
入職時オリエンテーションを実施しています。また1ヶ月後、3ヶ月後に研修があります。
経験年数やそれまでの背景に応じたラダーに参加できます。
本部・院内研修
基礎研修
- 技術研修
(注射・吸引など) - 基礎研修
(排泄・活動・清潔・呼吸)
- メンタルヘルス
- KYT・多重課題
- 救急看護・家族看護
- 心電図
専門性の強化研修
- チームリーダー
- 教育担当者研修/
実習指導者研修 - フィジカル
インストラクター
- 主任研修
- 固定チーム
ナーシング研修
管理・教育研修
- 師長研修
- 目標管理研修
ステップアップするためのラダー研修は所属長と相談しセレクトして受講する体制をとっています。
脳外キャリアアップ研修は、初級・中級・上級とあり、専門知識の向上を目指します。
①解剖・検査 ②診療・徴候 ③疾患・治療とわかれておりテストもあります。
2年目教育プログラム
2年目メンターシッププロジェクト
看護師2年目となり院内のサポートが 大幅に減っていると感じたことはありませんか? そこに不安を感じている2年目看護師や先輩もいると思います。 2年目は1年目と比較し、できることも増え必然的に 先輩の目が離れやすくなります。 そのため不安に感じる看護師が多い現状があります。 そこで、当院では、2年目看護師を対象とした 年間プログラムを実施しています。 また、2年目看護師をフォローする支援看護師が1部署に1名おり、 年4回の面談と現場でのサポートを行います。 支援看護師がいることで、アンケートでは 「わからないことや失敗した際に相談しやすかった」 「面談でポジティブフィードバックを受けモチベーションが上がった」など 2年目看護師にとって心強い存在としてよい効果をもたらしている。 そして、3月の看護観振り返りレポートを作成・発表したことで、 自分の成長や同期の成長を感じ良い経験となっています。
年間スケジュール
月 | 研修内容 |
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4月 | 支援看護師とともに目標設定 |
5月 | フィジカルアセスメント① |
6月 | フィジカルアセスメント② |
7月 | フィジカルアセスメント③ |
8月 | |
9月 | 2年目プリセプター交流会 院内留学研修 (9月~11月にかけて希望の部署に2週間~1ヶ月間) |
10月 | ナラティブ研修 |
11月 | フィジカルアセスメント④ |
12月 | |
1月 | |
2月 | |
3月 | 看護観発表会 |
認定看護師について
2年目メンターシッププロジェクト
医療の現場では、高い専門知識が求められることが多くなっています。 IMS(イムス)グループでは、人材育成支援のため、 より専門性を磨き、 更に高いレベルの看護を目指してもらうためのサポート体制が整っています
中途採用者フォロー体制
当院は1年を通して中途採用を行っています。中途採用者チェックリストに沿って、入職者の経験年数やそれまでの背景に応じて個別に対応しています。現場でも3~6か月間は指導者をつけ、安心して勤務できるように工夫しています。また、新たに中途育成委員会が発足され、中途採用者が職場環境に適応できるように病院全体でサポートしています。
《目的》
1.当院の特徴を理解し職場の環境になれる
2.自己の経験を振り返り当院で習得する事項を明確にする
3.当院でのサポート体制を理解する
《部署でのオリエンテーション・指導内容・期間》
内容 | 担当者 | 時期 |
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1.看護職員として必要な 基本姿勢と態度 |
所属長 | 入職初日~ 1週間以内 |
2.管理的側面 | ||
3.看護技術 | 指導者 | 入職後~ 6ヶ月以内 |
4.脳神経外科看護 | 入職後~ 1年以内 |
|
5.循環器内科看護 | ||
6.整形外科看護 | ||
7.回復期看護 | ||
8.外来看護 |
*中途採用者チェックリスト(一部抜粋)、個人計画書(一部抜粋)に沿って、オリエンテーション・指導を受ける。
*上記の内容について経験の有無を自己チェックし、経験の無い項目、
もしくは経験はあるが指導を希望する項目について、指導担当者と相談し指導を受ける。
*指導内容の順序や予定については、本人、指導担当者、所属長で検討する。
《中途採用者交流会の開催》
目的 | 中途採用者のメンタルヘルスを図る。 |
目標 | 1.中途採用者同士の交流を通じて思いを共有することができる。 2.中途採用者同士の交流を通じて前向きな言動がきかれる。 |
※交流会は対象者以外でも参加可能
◎交流会参加者の感想
- 中途だからこそ分かり合えることがあり、思いを共有できてよかった。
- 不安が緩和できた。
- 他の病棟だと顔と名前がわからないので交流会で顔見知りになれ、心強いと思った。
- 何かあれば相談しやすくなった。
- 子育て中の看護師同士の情報交換ができた。
クリニカルラダー研修
*当院ではクリニカルラダー制度に基づいて教育を行っている。
中途採用者については、入職後1ケ月以内に所属長とともにラダー表に基づき評価し、ラダーの段階(Ⅰ~Ⅴ)を決定する。
研修への参加については、入職時期を考慮し、教育委員長と所属長で検討する。
勉強会について
当院では脳神経外科看護、循環器内科看護、整形外科看護、血管内看護、救急看護等の専門性を高めるための勉強会を実施。希望の勉強会には他部署からも自由に参加可能。
医師と脳卒中リハビリテーション看護認定看護師によるキャリアアップ研修も毎月開催。
制度・福利厚生
*認定看護師資格支援制度もあり、福利厚生も充実しています。
様々なサークル活動も活発に行われています。
先輩看護師からの声
- ローテーション研修があるので他部署への研修にも行ける
- 手術室やSCU、外来など各部署のチェックリストが細かく分かれているので自分の成長がわかる
- 定期的に師長と個人面談があるので悩みを聞いてもらえる
- 昼食が安くて良い
- 独身寮が充実している(家賃半額負担・住宅手当あり)
- 有休消化率が良い(令和4年度看護部有休消化率:96.4%)
インタビューinterview
再就職のきっかけ
元々は別の急性期病院で働いていましたが、妊娠・出産などのライフイベントを経てずっと復職をしたいと考えていました。子供を出産してからも、前職と同じように急性期病院に戻りたいと考えており、院内保育所があるのが当院を選んだ決め手でした。当院には、元々経験のあった循環器内科と身内の病気をきっかけにずっと勉強したかった脳神経外科領域の専門病院があったため、もう一度急性期で学びたいと考えていた自分にピッタリだと考えました。
子育てと仕事の両立
子供が2歳になったばかりで、着替えも食事も生活全般に手伝いが必要な時期なので、毎日大変なことも多いですが、職場にママさんナースが多く在籍している為、話を聞いてもらえたり、子供が熱を出した時には誰一人嫌な顔をせず休みをいただけることに感謝しています。
脳神経外科病院での高度な治療を受けている患者さまへの看護業務は勉強になることが多く、日々周囲から刺激をもらってやりがいを感じながら働ける風通しのいい職場で、知識・技術の向上もしながら従事させてもらい充実した生活が送れています。
院内保育室を利用してみて
院内保育室のシアナキッズは、休日・祝日も対応していただき医療従事者の勤務状況に配慮されていて、とても助かっています。入職した頃に改装工事された後だった為、建物もとても綺麗です。ネイティブの外国人講師がきてくださり、英会話を教えてくれます。また、たくさんのイベントがあり、子供をお迎えに行くと楽しそうに話しています。
院内の調理室で保育所の給食準備もしてくれる為、患者さまの配膳・食事介助時は、子供も同じご飯を提供していただいているのが目で見てわかるので安心しています。
IMSグループ
横浜新都市脳神経外科病院
中途採用者